上方の噺家

ある先輩の噺家が師匠をしくじったので破門になった、理由は電話をかけて話に夢中になってる間に、散歩に連れて行った犬が車にひかれあの世へ昇天、そのままくさりに繋いで引きずって帰ってきたらしい、この人それから、役者に転向して、ルンペンの役をやる事になって、撮影が休憩の間、ルンペンの格好でロケ現場を出て、うろうろしてたら、本物のルンペンと友達になって、そのルンペンを連れて撮影現場に連れて戻ったら、監督が本物のルンペンを採用してその人はお払い箱になったらしい、そんなおもろい噺家もこの間誰にも騒がれる事なくこの世を去りました。