役割

とりはとりの役割、中とりは中とりの役割、とりはお客様に満足させて又お越しいただくような落語をしなければなりません、何でもかんでも大ネタをやらねばとお客様を無視して押し付ける噺家も居りますが、やはりその日のお客様の雰囲気や乗りでネタを選ぶのが良いでしょう、一番難しいのはとりから二つ前、ここでだらすと、とりに影響します、余り爆笑させず、又しらけさせず、とりをやりやすくさせる重要な位置です、中とりの二つ前も同じ位置です、とりは一座の座長、みんなで協力してやりやすくさせるのが礼儀です、単独で自分さえ良ければ良いというのは余り歓迎されません。