稽古

師匠によって稽古のやり方が違います、6代目松鶴は3回稽古
一回目で筋を覚え、二回目で仕草 三回目で総合 又師匠によっては
弟子それぞれの能力に応じて教える方もいらっしゃいます、ただ余り克明に教えると、その人のコピーになり、本人の個性が抑えられる事もあるので一概にどちらが良いとは言えまへん、このごろCDなどで聞いてそのままやると言うずぼら者がおりますが、やはり稽古してもらうのがベストでしょう、聞き覚えはある程度力量がないと、ネタとその噺家の個性に振り回されて結局未完成、最近落語をやりだした、タレント志向の噺家にこの傾向が見られます、つらい稽古イコール栄光ですな。