今日はちょっとええ話

葛飾区の商店街に老舗の八百屋さんがありました。そこは馴染みのお客さんが多いので、他の店は大型スーパーの影響でどんどん廃業していくにも関わらず、顧客を大事にし、家族みんなで頑張っていたので、大層繁盛しておりました。今年八十一歳に成る、
まさちゃんと娘とその旦那さんと幸せに暮らしておりました。お互いに相手をかばい合い、助け合い、それはそれは絵に書いたような良い家族でした。「お父さん、もう年なんだから、退屈しのぎに店番だけ、していたら良いよ」娘婿が言いました「いやいや、それでは申しわけない、せめて近くの得意先位は配達に行かせておくれよ」まさちゃんは、頑固でした。
「まだまだ、若い者には負けられんわい」そんなある日の事、まさちゃんはみんなが止めるのも聞かず、古くからのお得意先に台車を押しながら、配達に出掛けました。「お前なんか嫌いだあっちへ行け」「わ〜ん、兄ちゃんがいじめた」六歳と四歳の男の子が兄弟げんかをしていました。まさちゃんは二人をなだめ「これこれ、けんかはいけないよ、さあ、おじいちゃんが、おこずかいをあげるから、向いのお菓子やさんで、煎餅でも買っておいで」と言って、二人に百円玉を一枚ずつ握らせました。それから、幼い子供たちは、まさちゃんの来るのを楽しみに待つ様になりました。そうこうする内にある日の事、何かの事情で娘さんが、そのお得意先に配達に行く事に成りました。子供たちは娘さんを見ると、心配そうな顔をしました。「おじいちゃん、どうしたの?」「病気?」
「心配だな?」「本当だね、お兄ちゃん」二人の会話を聞いた娘さんは不思議で成りませんでした。するとそこのおばあちゃんが、「実はね、まさちゃんが配達に来るたびに、孫に百円ずつおこずかいをくださるんですよ、孫たちはそれを、とっても楽しみにしてるんですよ」と、目を細めうれしそうに話をしてくれたのでした。
まさちゃんは子供たちにとってサンタクロースだったのです、それを聞いた娘さんはすごく感激し、それからはまさちゃんがそのお宅へ配達に行く度に「はい、お父さん!」と言って、手の平に百円玉二枚をそっと握らせたそうです。

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